小説を書く意味

 綿矢 書いているうちに、自分の考えている事以外のことも小説に入ってきたりするから、実は考えていること以上に言語化できるようなところがあって、実際に話したり他のやり方では表現できないことも、文章ならできるという人は小説家に多いように思います。(綿矢りさ佐藤優「悪はどこから来るのか」『新潮』10月号)

 小説は、作者を超える。

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