自助努力の果てに


 放射能による被ばくを軽減するために、子どもを保養地で過ごさせたり、汚染された土を除去する親たち。
『小さき声のカノン 選択する人々』(日本、鎌仲ひとみ)は、日本とチェルノブイリの実状を紹介。原発事故後、より深刻さを増した被害への対応を明らかにする。
 日本では、被害者が政府に頼らず、自助努力で身の安全を守るしかない。被害を隠し、当事者を白眼視さえする社会は、いつかしっぺ返しを食うだろう。

アクセスカウンター