人間たち

 加害者、同級生、ネット住人……。だれもが残虐で、人身への攻撃はエスカレートするばかり。『許された子どもたち』(日本、内藤瑛亮)は、被害者の遺族でさえ、執拗な冷酷さを緩和しようとはしない。少年が被害者の両親に謝罪をしたあと、暴力を再発する終盤から、タッチが混沌とするものの、人間たちのいやらしさが、強烈な記憶を残す。

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