執念


『悪魔を見た』(韓国、キム=ジウン)の男は、婚約者を殺された恨みを晴らすため、猟奇殺人犯を一撃で殺さず、何度も逃がしては執拗にいたぶる。相手が一番堪える方法を貫くのが最大の復讐だと信じて疑わない。
 男の異様な執念も、猟奇殺人犯に匹敵する不気味さがある。
 この感情の濃さには、韓国の国民性も反映されているのかもしれない。

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