2015-03-06 作品の成立 作品はわれわれを信頼して、その身をわれわれに委ねている。だからこそ、われわれもまた、その信頼にこたえなければならない。作品に対して忠実でいようと最善を尽くさなければならない。(小野正嗣『ヒューマニティーズ 文学』岩波書店) 文学において作品が成り立つかどうかは、書き手だけの責任ではない。 書き手と読み手の共同作業なのである。