幸福の物差し

mukuku2008-11-22

 死を待つだけの死刑囚には絶望しかなく、幸福など感じられるはずがないとするのは、世間が決めた幸福感です。その幸福感を後生大事に抱えている限り、死刑囚は絶望の淵で、不幸を背負って生きるしかありません。
 しかし、同じ死刑囚でもこのアラブの死を死刑囚と同じように、きょう命がある自分を幸福だと感じたら、毎日を楽しく生きることだってできるんです。両者を分かつのは、世間が決めた幸福の物差しなどほっておけるかどうか、そんなものに無関心でいられるかどうかです。(ひろさちや『「無関心」のすすめ』青春出版社

 幸福か不幸かどうかは、周囲が決めるものではない。
 

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