幼児殺しの償いもせぬうちに、神から許されたと思い込む受刑囚。彼の顔は晴れやかだ。しかし、神をだしにしたところで、罪は消えないものである。
『シークレット・サンシャイン』(韓国、イ・チャンドン)で、遺児の母親が、受刑囚の表情を見て、荒れ狂うのは、当然かもしれない。
こうした場合、報復として死刑を求める遺族もいるが、死刑は責務を消してしまう。
受刑囚が生きて、痛みを感じ続けることでしか、償いは果たせないはずである。
幼児殺しの償いもせぬうちに、神から許されたと思い込む受刑囚。彼の顔は晴れやかだ。しかし、神をだしにしたところで、罪は消えないものである。
『シークレット・サンシャイン』(韓国、イ・チャンドン)で、遺児の母親が、受刑囚の表情を見て、荒れ狂うのは、当然かもしれない。
こうした場合、報復として死刑を求める遺族もいるが、死刑は責務を消してしまう。
受刑囚が生きて、痛みを感じ続けることでしか、償いは果たせないはずである。