境遇

 ハンセン病を患い、少女時代から80年、瀬戸内海・長嶋の療養所で暮らす。手の指や足を失い、両親とも死に別れた。それでも『かづゑ的』(日本、熊谷博子)の被写体は、様々な葛藤を経て、境遇を受け入れ、今を楽しみ、これから先に向けても、あれこれ挑む。背後には、彼女を支え、応援する人たちの力もある。

      

 

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