ニュータウンの時間

 世代の違う3人の女たちが、多摩ニュータウンを朝から夜まで散策し、住人と触れ合う。引っ越しした旧友、徘徊する老人、亡くなった幼なじみ。日差しの下、団地の広場や坂を上り下りし、博物館を訪ねたり、住人の古いビデオを見つめる。

『すべての夜を思い出す』(日本、清原惟)で心地よさを生み出すのは、風景だけではない。その場にいない人々の時間の蓄積によるものだ。

              

 

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