批評の生命

批評に文体をあたえるのは、知識でもなければ、観察や分析でもない。見ている姿勢から、たとえば言うという行為を開始するとき、私たちはある断絶をとびこえねばならない。見る位置から、人間の存在の間の断絶をとびこえようとするとき、批評もまた文体を生む。(江藤淳「批評と文体」―『現代日本文學大系66』筑摩書房

 

 ここでいう文体とは、生命と言ってもよかろう。

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