演劇という文化


 実作の現場をメインにとらえた『演劇1』から、『演劇2』(日本・米国・フランス、想田和弘)では、焦点を劇団の経営や演劇の公共化にまで広げている。
 演劇という文化が、生活に密着しているのであれば、地方や海外への進出、政治家他スポンサーとの交流も、不自然ではない。
 閉じた場から開かれた場へ。少数の専門家だけではなく、教育や地域とのかかわりを。
 精力的に活動する主宰者・平田オリザは、演出家であり、プロデューサーなのだ。

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