勢力

内田「加速度主義的な政治勢力は「社会的共通資本」を標的にする。大阪維新がまずやったのは公務委員叩き、それから公共交通機関の民営化、医療拠点の統廃合、そして学校の統廃合ですが、みごとに社会的共通資本だけを標的にしているのがわかります。……人間が集団的に生きてゆくときの安定的な土台を崩して、住民を流動化する。目端の利いた人間ならこの機会に乗じて公共財で私腹を肥やして個人資産を積み上げることができる。うすぼんやりした市民はその食い物にされる……」(内田樹白井聡『あたらしい戦前』朝日新書

  改革という名目によって社会資本を削り、万博やIRに流用する。こうした政策の実行者が、従来入り込まなかった地域にも、進出しようとしている。

                                                                            

 

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