家族の物語

 前作から加わったのは、森林から海上に戦いの場を変えた特撮の精度だけではない。『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』(米国、ジェームズ・キャメロン)は、先住民を妻にしたアバター一人ではなく、家族の結束で、民族を守るという、より広範な物語になった。多数の犠牲者を生みだした宿敵にさえ、慈悲を与え、アメコミ的な孤高のヒーローとは、一線を画している。

      

 

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