家の時間


 母の異なる妹を含む4人の姉妹が、鎌倉の一軒家で暮らす。
海街diary』(日本、是枝裕和)は、柔和な光の下、彼女たちが地元の健康的な食を楽しみ、それぞれの価値観において進路を選択する。
 父の死も、母との再会も、自分を持っている彼女たちを揺らがせはしない。
 支柱となった家から、いずれ離散したとしても、家で過ごした時間の感触が消えることは、ないだろう。

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