デビュー作

 
 群像新人賞で落選した『すばらしい日本の戦争』に関し、高橋源一郎は、「書いていたときに「この小説は、自分が伝えたいメッセージがある。これを出すまで死にたくはない」と思ったことを今でも覚えています」と、『デビュー作を書くための超「小説」教室』(河出書房新社)で記している。

 すべてがデビュー作であるならば、作家は書き続けるだろう。書かないではいられないはずだからだ。

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