物語を作る

 どんな物語も、すべてがフィクションであることはない。架空の人物でも人のきちんとした息づかい、息吹を感じさせるのが、作品を作るということではないでしょうか。(富野由悠季「インタビュー ガンダムの警鐘」『朝日新聞』8日朝刊)

 物語は虚構であるからこそ、人に力を与えうるが、強度のあるものは希少だ。あまりに貧弱なもの、一部の人だけに都合のいいものを適当に見繕うのではなく、肉付けしていかなければならない。
 物語を作るのは、現実の人間なのだ。

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