つながりと時間


 写っているのは、親子のように見えるが、同一人物。
 幼少時の写真家と、30年後の写真家だ。
 つながりがありながら、時間の経過をも感じさせる。
『この世界とわたしのどこか』(東京都写真美術館)で展示された大塚千野の合成写真は、時間の並列と、対象の微差が、見る者を戸惑わせる。

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