10万年後の地球


 使用済み核燃料の放射線が安全なレベルになるまでには、10万年待たなければならない。
 現存している人間が10万年後を見届けるには、どうすべきか。10万年後の地球は、どうなっているのか。
 フィクションでしか描けない命題に挑んだのが、渡辺源四郎商店『翔べ! 原子力ロボむつ』(下北沢、ザ・スズナリ)。SF仕立てのブラックコメディーである。
 そもそも、10万年後まで人間は生存しているのか。本作は、我々に問いかける。

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