他者


 殺人を犯した青年も、メル友や祖母にとっては、大切な人間だ。一人の人物が、どうでもいい相手なのか、そうでない相手なのかは、受け手によって異なる。
 殺人犯とメル友の女が逃避行をする『悪人』(日本、李相日)。力点は善悪の評価ではない。他者を見るスタンスだろう。

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