借りでない暮らし


 監督こそ、若手の米林宏昌だが、『借りぐらしのアリエッティ』(日本)の脚本は、宮崎駿。にもかかわらず、家を追われたアリエッティが実にあっさりと引越ししてしまい、映画も終わってしまう。
 自ら物を作るわけではなく、借り物で暮らしている限り、定住の場は見つからないものだと、示唆しているのかもしれない。
 借りでない暮らしがいかなるものか。方向性を示すのは、宮崎なのか、それとも別の監督なのか。ジブリの次回作が注目だ。

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