すべてが夢

 
 潜在意識に産業スパイが入り込む『インセプション』(米国、クリストファー・ノーラン)。
 仕掛けが凝っている割に緊迫感がないのは、どんなにスリルや謎がちりばめられていても、すべてが夢にすぎないからである。夢の中では、なにが起きても不思議ではない。
 そもそも映画というジャンル自体、夢の集合体なのだ。 
 

アクセスカウンター