送り手と受け手

mukuku2009-05-31

 壁に落書きをする輩は至るところに存在するが、そうした連中の表現に、明確なメッセージがあるかどうか。おそらく、あるまい。
 だが、『重力ピエロ』(日本、森淳一)の落書き犯は、複数の落書きにある思いを託していた。それらを解読する者がいたことは、実行犯にとって、幸福と言えるかもしれない。
 伝えたいことが、伝えたい人に伝わったのだから。

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