ウォーミングアップ

mukuku2009-02-07

一日十四時間から十五時間書いている。とはいえ、実際にキーボードを叩いているのは、その三分の一。あとは悩んでいる時間だ。……考えている余裕がない時は、なんでもいいから書く。すると不思議なもので、書いたり直したりしているうちに徐々に本当に書きたいことが見えて来る。(三谷幸喜「ありふれた生活」『朝日新聞』6日朝刊)

 書いたところで書きたいことが見えてくるとは限らないが、それを見つけるためにも書き続けるのだろう。ウォーミングアップに長い時間を要するのが、書き手の定めなのである。

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