救急の場を残すために

 救命救急センターの実態は、決してドラマチックな場ではなく、専門医ほどの地位が約束されているわけでもない。東海テレビが『その鼓動に耳をあてよ』(日本、足立拓朗)で記録した病院には、様々な症状や異なる事情(クレイマーや自殺未遂者、治療費を踏み倒す人もいる)の患者が運ばれる。そのすべてを受け入れ、救おうとする場が、民間に存在することの意義が、奉仕の精神に頼るばかりでは限界がある。政策にどこまで反映されているかだ。

                  

 

アクセスカウンター