山の教室

 教員が村人に尊敬され、子どもたちから待ち望まれる世界。標高4800メートルの奥地にある村に赴任した教員が、夢も野心もある若者ではなく、人生の辛酸を味わった高齢者ならば、冬を迎えても、その地にとどまったろう。青年教師と子どもたちの触れ合いを綴った『ブータン 山の教室』(ブータン、パオ・チョニン・ドルジ)は、シンプルなエピソードの連なり故に伝わる魅力がある。

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