日本の体質


若い人たちに太平洋戦争の話をするときにはいつもいうんですが、当時の国民はみな戦争には「のっていった」んですよね。なぜなら、大きな流れの中にいたんですから。(高畑勲談―アーサー=ビナード:編著『知らなかった、ぼくらの戦争』小学館

「戦争にのっかっていっている主人公」がドラマにほとんどないのは、「戦争のときはつらかった」と描いていないと、戦後の変化をまともに説明できないから。みんなまわりと仲よくすることが好きで、孤立するのが怖いんですねと、高畑は指摘する。

 日本の体質は、現在も変わっていない。 

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