戦場としての金融界


『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(米国、アダム・マッケイ)で描かれるのは、リーマンショックまでの異常な金融投資だ。
 不自然な金融商品で抜け目なく稼げるのは、悪知恵にたけ、運に恵まれた者だけ。余裕のある富裕層ならば、損失を補てんできるが、将来の生活費をもつぎ込んだ貧困層に、救われる道はない。
 戦争さながらに、格差を広げ、暮らしを崩壊させる場は、今や金融界にある。
 
 

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