存在意義


 経済力の衰退した日本は、海外援助活動の停止を決定する。青年会協力隊の訓練所に赴任していた青年たちは、先のない状況の中、それでも自分たちの存在意義を問いつめていく。
 時代や立場によって、援助とのかかわり方は異なるが、青年団『もう風も吹かない』(吉祥寺シアター)の問いかけは、あらゆる状況においても通じる普遍性を持っている。
 自分とは? 国とは? 世界とは?
 キャスト一人一人の声が、それぞれの背景を背負いつつ、楽曲のように重なり合う。

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