評価


 過大な称賛と不必要な批判が錯綜し対立するたびに、文化は傷つき、人の気持ちもすさむように思えます。……厄介なことに人間は、千の賛辞の中の一つの罵倒をすごく気にする動物なので、その中で冷静に自分の仕事を自己評価することは至難です。……度を超した評価や批判は、文化自体をも曇らせていくものです。(山下達郎「職人でいる覚悟」『朝日新聞』28日)

 肯定であれ、否定であれ、身になる評価は、節度を備えたものである。
 

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