死者を囲んで


 井戸掘り職人だった祖父の法事。孫たちが集い、座敷で語り合う。
 弘前劇場の代表作『家には高い木があった』(下北沢、ザ・スズナリ)。国内では7年ぶりの再演だ。
 過去の公演時よりも、孫たちの年齢が高めに設定されている。死を遠景にしつつも、中年のわいざつさ、進行形の生に、力点を置いているように見える。

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