戦争と芸術


 悲惨でありながら美しく、冷徹でありながら情熱を内に秘めている。
 戦争映画でありながら芸術映画であるというのは、人道という面からすれば、危険な要素もあるが、『戦火のナージャ』(ロシア)は、ニキータ・ミハルコフの手腕によって、危うさから逃れている。
 世界で起こることはすべて、芸術の範疇にある。
  

アクセスカウンター