人生は偶然


 偏屈な老物理学者が能天気な田舎娘と結婚し、教育ママが突然アート写真に目覚めて二人の男と同棲……。
 人生偶然論が、『人生万歳!』(日本)では、楽天的に語られる。
 ロンドン・ミステリーでは運命を悲観的に解したウディ・アレン。対照的な作品を撮ることで、人生が晴れる者もいれば、曇りになる者もいるということを示したのだろう。
 人は、開き直って生きるしかないのである。


 

アクセスカウンター