作家性

mukuku2009-06-21

「高利貸しの女を殺す貧乏学生の話は、新聞記者やジャーナリズム的技法の客観性にこだわる作家の手にかかれば大都市で起きるありふれた事件にしかならない。世間に似たような話はいくらでもある。だがドストエフスキーが手掛ければ結果はまったく違う」(エルネスト=サバト、寺尾隆吉・訳『作家とその亡霊たち』岩波書店

 
 作家性は、素材の鮮度とは別のところでも発揮される。
 

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