2009-06-20 防衛策 テレビ版『ハゲタカ』の鷲津は、敏腕な投資家として、非情さと人間味の両面を兼ね備えていた。 映画版(日本、大友啓史)では、日系の自動車メーカーを中国ファンドの買収策から防衛するために、宿敵・芝野と共闘。正義派に徹したために、悪人的な部分が影を潜め、魅力が薄らいでいる。 ドラマの生命線を防衛するならば、別の方策を選択したろう。