子どもの見た情景

mukuku2009-05-16

 戦争や民族紛争・性差別といった主題をシンプルに描くならば、子供を使えばいい。教条臭さを防ぐことができる。『子供の情景』(イラン・フランス、ハナ・マフマルバフ)は、その好例だ。
 幼い少女が市場で冷たくされ、学校で追い出され、戦争ごっこで悪がきにいじめられる……。大人は、こんな世界に慣れ、まひしているが、子どもは不慣れだ。
 子供だからこそ、世界の矛盾に敏感でいられるのである。

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