2009-01-25 喜劇的すぎずに 死んだと思っていた青年が生きており、女装して少女の目の前にいた。 『我が至上の愛 アストレとセラドン』(フランス・イタリア・スペイン)は、描き方によっては、爆笑劇になりかねないところを、エリック・ロメールならではの抑制と気品によって、まじめな古典純愛劇に仕立てている。 今日においては、喜劇性の抑止もまた、難しいことではある。