認識

mukuku2009-01-24

 子役時代に出演した西部劇で、脚本家から虐待された二人の中年男。恨みを晴らすべく、脚本家の参加する野外上映会に向けて、車を走らせる。
 表向きのばかばかしいストーリーとは裏腹に、『サーチャーズ2.0』(米国、アレックス・コックス)は、米国の映画産業や中東政策に対する批評性が強く意識された映画だが、クライマックスで明かされる子どもの意識と脚本家の意識の差が興味深い。
 立場や世代による認識の違いは、国や時代を超えて、存在し続けるのだろう。

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