武器としての想像力

mukuku2008-06-07

 世界的規模では68年世代とは何であったか。それは二度の世界大戦をもたらした「戦争と革命の20世紀」(レーニン)の前半に怒った若者たちが、「嘘をつくな」と街頭に出た年であった。ベトナム戦争が米国の「嘘」であり、ソ連社会主義が「嘘」であることを、想像力だけを武器にして行動で暴いたのだ。(梶村太一郎「mai68 五月革命」『週刊金曜日』6日号)

 現代の若年世代に、もし覇気が感じられないとすれば、旧世代の策略に毒されていない潜在能力を、本当の意味で発揮する場を奪われているからだ。想像力の火は、まだ消えていないはずである。
 

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