チンギス・ハーンの流儀

mukuku2008-04-19

敵将を殺さず、味方に引き入れる。分け前を公平に分配する。
『MONGOL モンゴル』(ドイツ・カザフスタン・ロシア・モンゴル、セルゲイ・ボドロフ)で描かれる若き日のチンギス・ハーンは、きわめて民主的な武人として扱われている。
 勢力拡大の手法が、現代のM&Aと違うのは、傘下に入れた相手の敵将を追い出したりせずに、そのまま活用することだ。また、モンゴルには、仕えるべき主君を従者が自由に選択できるという慣わしがあり、ハーンに仕えるかどうかも、任意による。
 本作は多国籍のスタッフの協力によって完成した。製作過程そのものが、ハーン流なのである。

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