2008-03-23 朗読 単調ではいけない。かといって、無駄に芝居がかってもいけない。 朗読は簡単ではないのである。評論家の武藤康史は、著書で竹中直人を名朗読家に挙げている。 感情をこめるとなったらうんと精密にやる。そうでなければ淡々と読む。この緩急が正確なのだ。(『文学鶴亀』国書刊行会) 朗読もまた、表現である。