境界線

mukuku2008-03-22

 リービ英雄は、大学で日英翻訳論なる講義を受け持っている。俳句と短歌を学生たちに英訳させるのである。

 実際に書かれた日本語の表現を、外部のことばという鏡に映すことによって、その本物の美しさを浮き彫りにしようとする。外国語に翻訳するのが目的ではない。翻訳して初めて分かる原文の独自の可能性を、少しでもかいま見ようとするのである。(日本経済新聞21日夕刊・リービ英雄

 グローバリズムローカリズムも、言葉の境界線を越えてこそ、見えてくるのだ。

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