子供の時間

mukuku2007-12-22

 時間を気にしない、管理に縛られない……。子供ならではのそんな特権が、失われている。

「最近の子供たちは手帳を持ち始めた」。千葉大学教育学部の明石要一教授(59)は研究調査で接する子供たちの変化に注目している。明石教授は「サラリーマンやOLのようにスケジュールを管理して調整する『大人化』が進んでいるようだ」と指摘する。(日本経済新聞12月21日夕刊)

 スイスの自然主義画家、アルベール・アンカーは、子供たちの表情をとらえるのが巧みだ。
『学校の遠足』(渋谷・Bunkamura ザ・ミュージアム『アンカー展』)の子供たちは、はしゃいだり、横を向いて友達とおしゃべりしたり、列を離れて花を摘んだりしている。
 束縛されず、楽しげな子供の時間。大人を真似て、奪われてはいけない。
  

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