選択

mukuku2007-12-01

サタデー・ナイト・フィーバー』の成功以降、ミュージカルスターであり続けることも、ジョン・トラヴォルタの選択肢には、あったろう。
 あえてミュージカル映画の出演を拒み続けたことがよかったのかどうかは、彼自身にしかわからない。
 ただ言えるのは、特異なミュージカルだからということで禁制を破って引き受けた『ヘアスプレー』(米国、アダム・シャンクマン)で、太った母親を演じて、ぎこちない格好で歌い踊るトラヴォルタの姿には、自らの意志で作品を選んできた者ならではのすがすがしさがあるということだ。
 

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