「男の曲がり角」について、ライオン（本社・東京）がインターネットで調査した。
「男の曲がり角」は何歳か、体力、外見、精神面についてサラリーマンの意見を聞いたところ、平均年齢は35歳だった。すでに20代でも7割が曲がり角を感じていた。……曲がり角と感じる時は、体力では「疲れやすくなる」72％、外見では「おなかが出る」60％、「髪が薄くなる」51％。精神面では「守りの姿勢に入る」49％、「考え方が固定される」48％、「向上心がなくなる」43％などが多かった。（朝日新聞14日朝刊）
「曲がり角」に気付くのは、肉体の健康や精神の成熟度について考えるきっかけにもなる。必ずしも否定的にとらえる必要はないだろう。心身の変化をマイナスに受け止める人は、もともと若さ以外のエネルギー源を持っていないのである。
同じ日の紙面の『ひと』欄で、映画監督・脚本家の橋本忍が名作『私は貝になりたい』のリメイクについて、抱負を語っている。
今秋撮影に入り、来年冬に公開。「その頃までにあと1、2本は脚本を仕上げたい」と、意気盛んだ。
橋本は現在、89歳である。
