キャラメル回想録

mukuku2007-07-29

 演劇集団キャラメルボックスが創立されて、今年で22年め。最新作『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』のプログラムで、演出家・成井豊が結成当時を回顧している。

 旗揚げしてしばらくは、客席が満員になることはあまりなかった。僕は開場時間になると、劇場の前の道路に立ち、駅の方向をジッと見ていた。「あの人はお客さんかな? ただの通行人かな?」と、一人一人をドキドキしながら見つめていた。劇場に入ってくれると、うれしくてうれしくて堪らなかった。

 ストレートな感情、純粋なファンタジー。観客を楽しませるキャラメルの熱演は、これからも続くだろう。

アクセスカウンター