ちょっと反対

mukuku2007-07-28

 参院選を前に、ミュージシャンの曽我部恵一(元サニーデイ・サービスのボーカル)が語った(『週刊金曜日』27日号)。

 ソロになって初めて出したシングルの『ギター』という曲で、「戦争にはちょっと反対さ」と歌ったんですね。ジョン・レノンが歌っていた時代と違って、今は「戦争反対」って歌っても、もうどこにも何にも向いていかないっていうことを、自分たちがわかっちゃってる。……そんな自分のものすごい無力感も含めて歌ったんだけど、バッシングされましたね。「『ちょっと』とは何事だ」って。

 無力であることをわかりつつも、曽我部は思う。

 戦争も、愛も、セックスもあるっていう世界で自分たちが生きていることを認識し、忘れないようにすれば、何かあるような気はするけど。子どもに「人に優しくしなさいよ」と教えると同時に、「別の場所では人と人とがいつも殺しあっている」と教えることは大事だと思います。


 

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