夏の記憶

mukuku2007-07-22

 本屋で小さな子どもが母親に叫んだ。
「ママー! ナツイチだよ! ナツイチ!」
 人の名前ではない。視線の先には集英社文庫が特設の棚に並んでいた。
 文庫の広告を子どもは以前から知っていたのか。それにしても、よほど強烈な印象を子どもに与えていたのだろう。
 

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