カバーの効用

mukuku2007-05-13

 カラオケの参考になるのが、カバーアルバムだ。バリエーションを知ってから、自分なりの歌い方を考えればいい。
 Sotte Bosseのアルバムには、なじみのポップスがボサノヴァ・ジャズ・レゲエなどにアレンジされ、どれも軽快で、肩のこらないメロディーになっている。1枚目の『Essence of life』には『島唄』『one more time,one more time』、2枚目の『innocent view』には『First love』『夜空ノムコウ』などが収録されている。
 アレンジは、インドカレーを日本人の口に合うように作り変えるのと同じだ。プロセスを経てこそ、料理人独自の味が誕生するのである。
 ものまね歌手の歌は、聴衆の心にしみない。自分の歌になっていないからだ。キーひとつとっても、人それぞれ。歌い方も違うだろうし、その違いを発見しなければ、歌っていても面白くないだろう。
 優れたカバーの効用は、聞き心地のよさだけではない。歌う楽しさも、教えてくれるのである。
 

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