現代アートの開放性

 現代アートという枠組みがなければ、火薬を使ったドローイングやパフォーマンスは、単なる奇行と受け止められて終わるかもしれない。『蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる』(新国立美術館)が、時空を超えて広がるのは、アートという開放的なジャンルの効果であろう。

       

 

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