描く喜び

 専門的な教育を受けたわけでもない。若き日から才能を発揮したわけでもない。50代になり、独学で油絵を初め、家族の死や自身の認知症をものともせず、描き続けた画家の厖大な作品が、『塔本シスコ展 シスコ・パラダイス』(世田谷美術館)で披露された。

 技術とか、洗練さとかを越え、ただ描くことで生まれる喜び。どの絵にも、実感が詰まっている。

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